発酵食品・料理

玉ねぎ麹の作り方、簡単レシピも紹介!失敗を防ぐポイントも解説

発酵食品・料理

ここでは、栄養素たっぷりの玉ねぎと、腸の善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれる麹を使った玉ねぎ麹の作り方と簡単レシピを紹介します。

「せっかく出来上がったのに失敗なのかな?」と思われがちなことやポイントもお知らせします。

玉ねぎ麴は和風コンソメ味の調味料

玉ねぎ麴は、玉ねぎ・米麹・塩を混ぜて発酵させた自然派の調味料でイメージとしては旨味たっぷりの調味料【和風コンソメ】といえばしっくりくるかもしれません。

抗酸化作用や腸内環境に良い等々言っている人たちもいますので、色々な料理に使っていただきたい調味料の一つです。

材料

玉ねぎ          300g (大なら1個、中なら2個、小なら3個くらい)

塩            90g (自然海塩がオススメ)

乾燥麹          200g(発酵に悪影響を及ぼす雑菌に強い)

水            100ml

☆自然海塩とは、海水から塩化ナトリウムだけを取り出す日本古来の作り方をした塩で、海水の80%近くの塩化ナトリウムと、その他のマグネシウム、カルシウム、カリウム等のミネラルをしっかりと含んでいます。

☆生麹は乾燥麹に比べて麹菌のパワーが強いので、香りが良く、短い期間で発酵食品を作ることができると言われています。

作り方(常温発酵の場合)

保存容器はガラス瓶がオススメ、煮沸するかアルコール消毒をして準備をしておきましょう

①玉ねぎは皮をむき、すりおろす

おろし金でするか、フードプロセッサーやミキサーでペースト状にする、ぶんぶんチョッパーで細かくする等、お好みのやり方でOKです

 

②乾燥麹・塩・水を混ぜ合わせ瓶に移す

(乾燥麹は袋に入ったままほぐしてもOK)

ボウルでほぐしてパラパラになった乾燥麹・塩を入れて手かスプーンなどで混ぜ

①と水を加えて混ぜ瓶に移す

 

③瓶を日光の当たらない場所に置き、常温(夏季・気温の高い時は冷蔵庫)で発酵させる。

1日1回スプーンで底から混ぜ、夏なら5日~1週間くらい・冬なら1週間~10日くらいで

玉ねぎのほんのり甘い香りがしてきて、色も白からきなり色・ピンク色っぽく変わったら完成です。

 

ヨーグルトメーカーで発酵の場合

①②は同じ ③容器をヨーグルトメーカー本体に入れ、温度58~60度に設定し8時間加温したら完成です。

 

 玉ねぎ麴を使った簡単レシピ

あおさスープ(あおさのお味噌汁)

①カップ(お椀)にあおさ・玉ねぎ麹(+お味噌)をティースプーン1杯ずつ入れる

②お湯を注いで混ぜたら出来上がりです。

 

浅漬け

①漬けたいお野菜を(何種類かの場合は味が染みるのを考慮し)一口大に切りそろえる

②味が染みやすいよう密封できる袋に切った野菜と、野菜100gに対し玉ねぎ麹大さじ1杯を目安に入れ、よく揉んで冷蔵庫へ

 

ドレッシング(2~3人分)

①玉ねぎ麹大さじ3・レモンの搾り汁大さじ2~3・オリーブオイル大さじ2を混ぜたらできあがり

(冷蔵庫で一週間くらい保存できます)

 

かぼちゃのスープ

①かぼちゃを一口大(7.8切れ分)に切って蒸します。

②竹串がスーッと入る位くらい柔らかくなったらブレンダーへ(皮の有無はお好みで) ブレンダーが無かったら袋にかぼちゃを入れて潰しましょう。

③粗みじん切りくらいまでの粗さになったら(豆乳300mlのうち)
かぼちゃと同量くらいの豆乳を加えてブレンダーする、ブレンダーが無ければボウルで混ぜる。
④きび砂糖小さじ1、玉ねぎ塩麹大さじ1、残った豆乳を入れて滑らかになるまでブレンダーをかける

 

⑤カップに移してパセリ・コショウを振ったら出来上がりです。 お好みで冷蔵庫で冷やしたり、弱火であたためてみてください。

玉子スープ

①玉ねぎ1/2個を薄切りにする

②鍋に米油大さじ1/2を入れ中火で熱し、玉ねぎ・塩少々を入れてしんなりするまで4・5分炒める

③火を止め、水400mlを加える。片栗粉大さじ1/2を加えて混ぜ、中火にかけてとろみがつくまで煮る

④とろみがついたら玉ねぎ麹大さじ2を加えてひとまぜし、溶き卵1個分を回し入れ卵が固まるまで煮てさっと混ぜたらできあがりです。

 

野菜スープ

①お鍋に玉ねぎ1個、人参1本、大根1/2本、かぼちゃ⅙~¼、玉ねぎ麹大さじ3~4、お水1L入れて

煮たらでき上りです。コショウやチーズ、お味噌等を入れると味変を楽しむことができますよ。

 

玉ねぎ麴で失敗しないためのポイント

玉ねぎ麴を作った際、以下のようになりませんか?

  • ピンク色っぽくなっていない
  • 緑っぽい
  • ほんのり甘い香りじゃなくツーンとする

「失敗しちゃったのかな?」という心配の声を聴くことがありますが、塩分消毒に原因がある可能性が高いです。

この記事で紹介した材料の比率(乾燥麹200gに対し自然塩90g)での失敗は先ずあり得ません。
塩分が多いと体に悪いというイメージからなのか、麹に対し11%以下の塩分濃度で作ってしまうと発酵ではなく(緑色っぽく)腐敗してしまいます。

自然海塩はミネラルが豊富で良いです。どうしても気になる方は玉ねぎ麴を使うときに調整するのもいいでしょう。

香りがツーンとする場合は、発酵が完了していないことも考えられます。玉ねぎ独特のツーンが和らいだら完了です。

消毒も使用容器はしっかり煮沸またはアルコール消毒の場合もしっかり乾かしてからにしましょう。

煮沸消毒の方法

  • 保存瓶・ふたをきれいに洗う
  • 大きめの鍋に保存瓶とふたを入れ、瓶がかぶるくらいの水を入れ、強火にかけて沸騰させる
  • 沸騰している状態で5分加熱し、火をとめて保存瓶とふたを取り出す
  • キッチンペーパーなどの上に逆さにして置き、自然乾燥で乾かす
  • 乾いたらできるだけ早く使用する

アルコール消毒の方法

  • アルコールをキッチンペーパーに染み込ませて瓶をくまなく拭く
  • または、スプレータイプのアルコールを吹きかけて、拭き取らず、乾くまで放置する
  • 乾いたらできるだけ早く使用する

最後に

本当に体に良いことだらけの玉ねぎ麹です。一度作ったら冷蔵庫で3か月程保存可能です!

私は、それまでになくなってしまいますし、玉ねぎ麹を摂り始め1年以上経過、看護師をしていますが薬に頼ることもなく、腸活に貢献してくれていると実感しています。

こんなに簡単に作れてしまうので、毎日摂って頂くことをオススメします。

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